どちらも2.4GHｚ帯を使用する、いわゆる弱い近距離無線通信プロトコルで、デバイス同士の運用互換、相互通信を行います。
それぞれの通信には特徴があり、その使い方によって目的と異なる場合があります。ANT+は１対多数器との相互通信が可能ですが、BLEは1対1のみに限定されている点が大きな違いです。

iOS・Android OSを装備した携帯通信端末には、ほぼすべてにBluetoothとの相互通信ができる送受信機が備えられています。しかし、特にAndroid OSに関しては、数多くの携帯端末ブランドが、独自仕様によりまた同じモデル名でもそのグレードによりすべて同じ条件であるとは言えません。しかし、最新Android OS（ver.7以降）のモデルはほぼ問題なく使用可能です。iOSに関しては、iPhoneであれば4S以降、iPadであれば3gen以降、iPod touchであれば5gen以降の機種が対応可能です。miniはすべてOK。PC/Macに関しては、まだ情報がはっきりしていないのと、App側が未対応のものが多いようです。

ANT+の場合は、PC/Macの場合はUSB ANT+レシーバーを用い、iOSの場合はWahoo ANT+ドングルを使用します。Wahooドングルは旧30piｎコネクターのみしかありませんので、iPhone５以降のlightningコネクターの場合は、Apple純正の変換アダプターが別途必要です。サードパーティ製アダプターは使用できません。Androidにおいては、一時期XperiaにANT+受信機を内蔵したモデルがありましたが、現在は製造されていないようです。現段階でお勧めできる方法を示すことができません。

MINOURAとして、どちらも甲乙つけがたいと考えていますので、必ずこのようにしてくださいとは断定しませんが、もしPCでトレーニングアプリを使用する場合はANT+の方が使い勝手が良いと考えています。また携帯端末でも、iOSについてはBLE接続のほうが余分なアクセサリーが不要ですし、Androidにおいてはまだまだ未知数ですが、BLEの方が使いやすいだろうとしかお答えできません。

まず各家庭での使用においてはそれほど問題視することはないですが、BLEを使用する場合に以下の点を注意してください。
BLEの特性として、相互通信できるのは1対１のみです。つまりKAGURAから発するANT+/BLEシグナルのうちBLE側は、お持ちの携帯用端末もしくはPC/Macの一基にしかつながることができません。大勢の携帯通信端末を持っている仲間と一緒にKAGURAを使おうとした場合、それぞれの端末がまだBluetoothの自動接続状態になっていた場合、KAGURAは勝手にどこかの端末と接続してしまい、使用したいと考えている本人の端末とつなぐ以前に相互通信状態になってしまう場合があります。
これを防ぐには、KAGURAとのペアリングを開始する前に、KAGURA周辺にあるすべての携帯端末のBluetooth自動接続を「切」にしておかなければなりません。
大勢で使用するスタジオや展示会場などでは、BLEは混信する可能性が高いので、その場合はANT+での接続をお勧めします。

ANT+信号を受信するためのアンテナは、PC/Mac・ほとんどの携帯端末には備えられていません。その為、USB接続式のANT+レシーバーもしくはWahoo ANT+ドングルが必要になります。

まず携帯端末がそれぞれのシグナルが受信できる状態になっているか、特にANT+の場合の受信用アンテナは別途購入しなければいけませんので注意が必要です。
受信できる状態であることを確認したうえで、それぞれのAPPやプログラムの取扱い説明に従ってペアリングを行ってください。

KAGURAから発信するデータを、使用するAPPやプログラムに伝える、またAppやプログラムからの指示をKAGURAに伝える相互無線伝達状態にすることを意味します。

無線通信を行うための信号やデータが滞りなく情報を相互に伝送できるよう、あらかじめ決められた約束事や手順のことを意味します。

無線通信でKAGURAを使う以上、大変重要なことになります。ANT+やBLEそれぞれの規格があり異なります。現在多くの場合、BLEがANT+より携帯端末では使いやすく、PC/MacではANT+の方がお勧めです。

通電が突如切断した場合ではなく、AppやPCソフト使用中に高負荷を必要とするポイントで急にペダルを回すことをやめ数秒間回転センサーの検知がない場合、電子基盤の回路保護のため負荷回路への通電が停止されます。
再度ペダルを回し始めると、回転センサー検知後数秒経って停止時点の負荷に復帰しますが、この復帰に伴うタイムラグは異常ではありません。

コンピュータなどに内蔵されるソフトウェアの一種で、本体内部の回路や装置などの基本的な制御を司る機能を持ったもの。機器内部に固定的に組み込まれ、あまり内容の変更が行われないことから、ハードウェアとソフトウェアの中間的な存在としてファームウェア(firm：堅い、固定の)と呼ばれている

それはミノウラで解ることではありません。各プログラム上で変更が必要になった時に案内されることですので、確実な答えをすることはできません。

無償です。
KAGURAユーザーにとって、永く製品を愛用していただくための対応と考えています。丈夫で長持ちはミノウラ製品の根本的な考えです。100年先までとは言いませんが、それは時流を見ながら判断させていただきます。

どれか一つでもあれば大丈夫です。それぞれの接続機器により機能制限があったりするのは、KAGURA使用の条件ではなく、それぞれのAPP/PCソフトの仕様によるものです。
Appによっては、まだAndroidには多くの携帯端末メーカーが供給しているため、標準の基板仕様が定まらず個々のモデルの対応ができづらいことから、機種制限を設けたり未対応のままのAppやPCソフトが多く存在します。

携帯電話会社による制限は、現在のところないと考えています。

iOSの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Play、また各プログラムの説明をしているウェブサイトからダウンロードすることでご使用いただけます。

ANT+で使用するのであれば、iOSにはWahoo ANT+ドングルと30pinをLightningに変換する純正コネクターが必要になり、PC/Macの場合はUSB式ANT+レシーバーが必要です。
またケイデンスを表示するために、後輪からスピードを測定するサイクルコンピュータで、ケイデンスとスピードのコンビネーションタイプセンサーのモデルを選択する必要があり、その通信がANT+で行うのかBLEで行うかを合わせておく必要があります。ZWIFT Mobile Linkを使用してANT+とBLE信号を混在して利用することも可能だそうですが、それはZWIFTの取り扱い説明に従って行ってください。

ANT+のオープンプロトコルタイプであれば使用できますが、かつてANT+の中にもクローズドとリミテッドという限定した製品間しか使えなくした方式が存在していましたので注意が必要です。例えばガーミンやキャットアイの現行モデル以前のタイプなどです。
BLEの場合は特に他社ブランドであっても問題ないはずですが、残念ながらすべての市場製品をチェックする機会はありませんので、できるだけミノウラ純正センサーの使用をお勧めいたします。

必要ありません。スマホ単独でKAGURAを動かすAPPを選択してください。

インターネット環境を必要とするAppやPCソフトがあります。そちらの説明をよく読んでください。
最初にApp/PCソフトをダウンロードするにはインターネット接続状態でなければ行えません。次に使用開始に際して、ユーザー名などを登録する際にもインターネットに接続する必要があります。時にアップデートを要求されることがありますが、この時インターネットに接続していないとApp/PCソフトの更新ができないです。
最近ではインターネットへの接続は、常時利用できる契約が多いので、できるだけ接続できる環境のままお使いいただくことをお勧めいたします。

Wi-Fiでのインターネット環境を必要とするAppやPCソフトがあります。そちらの説明をよく読んでください。

４Gや３Gでのインターネット環境を必要とするAppやPCソフトがあります。そちらの説明をよく読んでください。

使用できるACアダプターもありますが、ミノウラとしてはあくまでも純正ACアダプターでのKAGURA使用を推奨いたします。他メーカーのACアダプター仕様で生じる不具合や事故において、弊社では一切の補償をいたしかねます。

100V-240Vに対応した信頼あるACアダプターを使用しています。日本国内においては周波数の違いが東西でありますが（60Hz/50Hz)問題なく使用可能です。

周辺環境にもよりますが、どちらも微弱な電波しか発しませんので２ｍ程度と考えています。実際経験則では15m近く離れても大丈夫だったことがありますが、それは全く障害物の無い空間で、他の無線通信機器が存在しない場合です。SmartTrainerを使った端末までの接続に、長い距離は必要ありませんので、通常使用している無線式サイクルコンピュータと同程度の距離間でのご使用を心がけてください。

電子レンジやデジタルTV、無停電電源装置（UPS)やインバータなど、高周波を発生する機器や設備の近くでは、それらの機器・設備使用中にSmartTrainerを使うと異常が発生する場合があります。相互間通信に影響は出ても、人体に影響があるわけではなのでご安心ください。

KAGURAのSmartTrainer機能は、電磁石を使用しなければいけないので無電源の状態で自動負荷変化などのSmart機能は働きません。他社のモデルでも同様に、自己発電できるモデル以外は無電源では使用できないのが問題点となっています。
この点で、KAGURAにはMINOURAが30年間守り抜いてきている永久磁石による「渦電流負荷発生装置」を付加していますので、レース場でのアップやクールダウンには永久磁石の負荷を利用してもらうことができます。
どうしても無電源場所でKAGURAを使用されたい方は、100Vに電圧変換できるインバーターや、その電源用のモバイルバッテリーを持っていくことで可能になります。

あまり古いスマホでは、最新のアプリケーションを使用することはできません。必ず各アプリケーションやPCソフト開発会社のウェブサイトを確認の上、使用しようとするスマートフォンがその使用対象モデルであるか事前に確認してください。KAGURA側（ミノウラ）からは、この問いに関する回答はできません。