ミノウラトレーナーの第一歩
ミノウラのトレーナー第1号モデルとなる3本ローラーを開発。
TRO-2000
1933年の創業以来、自転車関連製品の開発・設計、生産・製造を続けてきたミノウラは、今から44年ほど前の1978年にトレーナーの生産を始めました。
創業から89年あまりの間に、ミノウラはトレーナーとともに急速に進化と発展を続けてきました。
ミノウラのトレーナーが誕生したのは1970年代後半。ミノウラは3本ローラーの生産・販売を開始し、トレーナー開発の挑戦が始まります!
1980年代に入ると、マグネットを採用した負荷ユニットを開発し、フロント固定式トレーナーを皮切りに、現在のリア固定式トレーナーのベースとなるトレーナーをリリースします。
1988年、永久磁石を使用した過電流式負荷発生機を発明し、MAGTURBO(マグターボ)と命名、国際特許を取得します。通称「ターボトレーナー」と呼ばれたマグターボは、日本国内はもとより世界中で人気を集めトレーナーマーケットに大革命を起こします。日本国内だけの販売にとどまらず、海外へも大量に輸出された時代です。
その頃の日本はバブル真っ只中。昭和から平成へ変わる1980年代後半からスポーツサイクルが本格的にブームとなり、MTBが大ヒットします。ロードレーサー(今のロードバイク)やMTBを所狭しと展示した自転車専門店や、多くのハンドメイドビルダーが誕生し、店頭では、いろいろな形状とカラーリングのフレーム、個性的な部品が多種多彩に陳列され、ミノウラは世界唯一のリムドライブモデルやプロ仕様3本ローラーをリリースするなど、自転車のタイプやトレーニングメッソドに対応したトレーナーを開発していきます。
この時期から、ミノウラはユーザーの使いやすさやアクセシビリティをテーマに、様々なタイプやメカニズムを採用したモデルを発表します。
プロ仕様やビギナー向け3本ローラー、29er対応リムドライブ、小径車用、アルミ製の軽量フレーム、マグネット&フルード融合ユニット、ジャイロ技術搭載フライホイールなど、自転車やライダーの個性、使用環境や目的などを視野に入れた物作りに取り組みます。
2007年にiPhoneが登場し、ライフスタイルに破壊的なイノベーションが起こります。日本では、2008年に発表されたiPhone3Gの販売開始を機に、ガラケーからスマートフォンへの移行が始まります。誰もが簡単にインターネットを使えるようになり、2010年頃、アナログからデジタルへのシフトが加速するとともに、自転車業界も大きな転換期を向かえます。
ミノウラはこのタイミングを好機と捉え、スマートフォン用のトレーニングアプリ「Live Training」を開発します。このアプリに連動し、パフォーマンスを最大限に活かすことが可能なトレーナー「LiveRideシリーズ」をリリースし、次世代のサイクルコンピューターとなるアプリ連動型トレーナーの先駆けとして走り始めます。
2015年、ミノウラは新ジャンルのハイブリッドローラーを開発します。現代テクノロジーとパイオニアスピリッツが草創期70年代のベーシックなスタイルとともに融合し、ロードバイク、シクロクロス、MTBなど豊富な車種をサポートする人気ジャンルへと成長して行きます。
2017年には、ミノウラが30年以上培ってきたマグネット式トレーナー「マグターボ」のノウハウを受け継いだスマートトレーナー「スマートターボ神楽」が誕生します。その第一弾として、統合型スマートテクノロジーを注ぎ込んだユニットを搭載したタイヤドライブLST9200をリリース。その後、2019年にダイレクトドライブLSD9200が加わり、タイヤドライブ、神楽ユニットとともに「スマートトレーナー」ジャンルが確立され、ミノウラの新しい時代が動いています。
ミノウラでは会社全体がチームです。
開発、生産、管理、サポート、営業、すべての力を結集し、最高のパフォーマンスをお届けします。
開発・設計部門では、長年にわたり蓄積された独自の開発力とノウハウを最新モデルに注ぎ込んでいます。
生産・製造の現場では常にスキルを磨き、マスプロダクション品質の安定と向上への取り組み、高品質・高信頼性を追求しています。
日本で開発し日本で生産する。ミノウラだからできるMade in JAPANの安心感と品質保証、アフターサポートを実現します。
ミノウラを支持していただくユーザー・プロショップ・販売代理店と、現場をつなぐパイプ役を担います。