BH-95X ボトルケージホルダ
自由に設置角度を調節できるホルダ
予備のボトルをハンドルバーやシートポスト上に1つ装着できるホルダです。
独自のステンレスバンドにより,22mm〜35mmの幅広いサイズにフレキシブルに対応します。
ホルダ内部にはギア機構が設けてあり,6度ごとに装着角度を変えることができます。これにより例えばライザーバーの傾斜部などでもボトルを垂直に保つことができます。またボトルを取り出しやすいよう意図的に傾斜を付けることもできます。
ホルダは錆びに強いステンレス製。
ボトルケージ取り付け用ボルト2本付き。
2010年8月後半製造分よりステンレスバンドの形状を小変更し,装着時にバンドを破損させにくく改良しています。
ボルト締め付けトルク
M5ボルトは3N.mで締め付けます
ステンレスバンドを固定するM5ボルトの推奨締め付けトルクは3N.mです。
できればトルクレンチを用いて正しい力で締め付けていただきたいのですが,もしなければ,付属の3mm六角レンチ(長さ60mm)の端に5.1kgの力を加えると,およそ3N.mのトルクで締め付けることができます。
それよりも強い力で締め込むとバンドが破断してしまう恐れがありますので,規定トルクを守って行なってください。
スペック
製品コード |
339-1354-00
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カラー |
黒
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材質 |
ステンレス
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重量 |
46g
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希望小売価格 |
897円(税込)
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注意・制限事項
注意していただきたいこと
- ステンレスバンドの構造上,いったん分解しての再組み立てが必要になります。
- ホルダの角度を変えるには,中心軸のボルトをかなり緩める必要があります。弊社製ボトルケージであれば装着したままでも調整できますが,他社製ボトルケージの場合はいったんボトルケージも取り外さなければなりません。
- ブレーキやシフト用のワイヤがハンドルバーに沿って設置してある場所では,必要十分な装着強度が確保できない場合があります。なるべくケーブルを避けて装着してください。
仕様変更内容
ステンレスバンドの変更(ver.1→1.1)
ナット分離式から一体式に変更
角度調節機構(95N→95X)
ホルダの角度調整が,90度ずつから6度刻みに変更
ステンレスバンドの対応径(95N→95X)
22〜28mmから,22〜35mmまでに拡大
ステンレスバンドの装着のコツ
バンドにうまくボルトを通せないのですが
ステンレスバンドには,さまざまな直径のバーに適合するよう,3ヶ所にボルトを通す孔があけてあります。
標準状態では直径22mmの一般的なハンドルバーに対応する位置で組み立ててありますが,オーバーサイズのハンドルバーやシートポストなどに装着する場合,別のバンドの孔を選択しなければなりません。
バンドを分解したら,まずバンドをできる限り平らに延ばします。
そのままバンドを丸めて希望の孔とナットとを合わせたら,そこにボルトを仮止めします。これでバンドはずれなくなります。
この時点で,ナットの両脇に沿ってバンドを直角に曲げ,ボルトを抜いてもずれないように位置決めをします。この状態でバーに巻きつけ樹脂ブラケットに挿入していただければ,ボルトは素直にナットのネジ孔を拾ってくれます。是非お試しください。
ボルトがねじ込めない
少しねじ込んだところでボルトが止まってしまいます。不良ですか?
ボルトとナットの一般的な構造的常識として,およそ10度の角度でボルトをナットに対して斜めにねじ込むと,少し入っていってしまうことがあります。
およそ1/2回転ほどで止まってしまうものですが,これを「ナットのねじ切りが悪い」と判断し,そのままレンチで無理にねじ込まないでください。ナットとボルトの両方のネジ山を壊していってしまいます。
ボルトはあくまでも最低でも3回転は手で回してねじ込んでいくべきで,それ以前に止まってしまったとしたら,ネジの不良を疑う前に,ちゃんとボルトとナットとが直角に位置しているかどうかを確認してください。
なおこのとき絶対にボルトを強く押し付けながらねじ込もうとしないでください。ボルトがバンドのナットを押してしまい,せっかく合わせたナットの角度が狂ってしまって正しくねじ込めなくなります。
ボルトは軽く回して,ボルト先端が素直にナットのネジ山を拾うように心掛けてください。工具を使うのは最後にしっかりと締め込むときのみです。